中国運輸局が市に命令書——市営渡船「平成いろは丸」の中間検査未受検
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山陽新聞デジタルは2026年9月1日18時58分(同日20時55分更新)、中国運輸局が同日、福山市に旅客船輸送の安全確保に関する命令書を出した、と報じました。対象は鞆町と仙酔島を結ぶ市営渡船「平成いろは丸」(19トン、定員99人)。3〜5月、船舶安全法が定める中間検査を受けないまま運航していた、という問題です。海上運送法に基づく行政処分、とあります。
命令の項目は、検査を受検する、再発防止策を策定し安全管理体制を確立する、乗組員らの安全教育を定期的に実施する、など7項目、と山陽は書いています。市には10月1日までに改善策を文書で報告させる、ともあります。船は市が所有し、運航は民間のAライン(同市)に委託。未受検の発覚後、運輸局が同社を立ち入り検査し、安全教育や事故を想定した訓練などを行っていなかったことも確認された、と報じています。写真のキャプションは「中間検査を受けないまま運航していた『平成いろは丸』=5月5日」です。
知りませんでしたが、5月に発覚した未受検と、9月1日の命令書は日付が違います。発覚の再掲ではなく、命令と報告期限が当年の一次です。書いてある期限は10月1日です。期限を過ぎても運航が止まる、とは山陽のこの稿にありません。無い運休を、いま止まっている、とは読めません。

市の渡船ページ(91534)には、時刻表と運賃が載っています。大人240円、小児120円。1歳未満は無料、など年齢の区切りもあります。命令書の7項目の全文は、この時刻表画像にはありません。無い全文を、運賃改定、とは91534が書いてありません。書いてあるのは航路と運賃です。住民側では、乗る前に時刻表を見る窓口が観光課の渡船案内です。企業の運航側では、委託先の教育と訓練が、運輸局の立ち入りで足りていなかった、と山陽が書いています。足りていなかった、というのが今回の読みです。
山陽の1枚目OGPは岡山県庁の建物で、船ではありません。船の顔は市の渡船ページの船体写真のほうです。編集としては、命令の主語が市で、運航の現場が委託先、という二段を、時刻表ページだけでは拾えません。拾えない二段を、市が自ら操船していた、とは山陽が書いてありません。書いてあるのは所有と委託です。とにかく気になるのは10月1日の文書です。文書の提出先は中国運輸局側の手続きで、市民向けの要約はまだ市公式の91534に載っていません。載っていない要約を、運航ダイヤの変更、とは読めません。まあ、乗る人は今のところ時刻と240円を91534で見る、が先です。電話は観光課の渡船案内から当たります。出典を突き合わせると、手元のメモは命令日と報告期限と船名だけ、と僕は残しています。残したメモの船名の平成いろは丸は、市の時刻表ページの船体写真と一致します。まあ、乗る前は240円と時刻を91534で見る、が先です。
