刑法犯1,130件—2026年5月末暫定、福山市が7月10日更新
元ネタソース: https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/shiminseikatsu/397029.html

2026年7月10日、福山市は2026年5月末時点の刑法犯認知件数(暫定値)を市民生活課のページで更新しました。福山市内の累計は1,130件で、前年同期比+97件(+9.4%)。広島県全体は6,119件(+492件、+8.7%)です。市のHTML表と添付PDF「福山市内の犯罪発生状況(2026年5月末)暫定値」が、2026年7月10日時点の正本です。
本記事は生成AIによる現場再現画像は掲載しません。数値は市公式PDF(212KB)とページ表記を突合したうえで整理しています。7月1日付で掲載されていた4月末暫定から、5月分が加わった更新です。
1,130件と6,119件—暫定統計の読み方
市ページの表はシンプルですが、PDFを開くと月別推移と罪種別内訳が載ります。編集としては、見出しの「5月末」は1〜5月の累計であり、単月5月だけを指すわけではない点を先に押さえたいです。
| 区分 | 2026年1〜5月累計 | 前年同期比増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| —- | —-: | —-: | —-: |
| 福山市・刑法犯総数 | 1,130件 | +97件 | +9.4% |
| 広島県・刑法犯総数 | 6,119件 | +492件 | +8.7% |
福山市の件数は、県全体の約18.5%を占めます(1,130÷6,119)。広島県内で人口規模が大きい自治体の一つとして、県の伸び(+8.7%)を上回るペース(+9.4%)になっています。ただし暫定値であること、認知ベースであることは市も明記しており、捜査の進展で後から数字が動く余地は残ります。
問い合わせ先は市民生活課・生活安全担当(Tel 084-928-1077、本庁舎1階)です。
月別の福山市認知件数(暫定)
| 月 | 福山市 | 広島県 |
|---|---|---|
| —- | —-: | —-: |
| 1月 | 255 | 1,204 |
| 2月 | 183 | 1,010 |
| 3月 | 251 | 1,312 |
| 4月 | 195 | 1,251 |
| 5月 | 246 | 1,342 |
5月単月は福山246件、4月の195件から51件増です。2月の183件が年間(1〜5月)では最も少なく、春先から初夏にかけて件数が戻る形になっています。僕は最初、累計1,130件だけを見ると「横ばいに見える」と感じましたが、月別に分けると4→5月の上振れが目立ちます。
「不安に感じる犯罪」が表から消えた理由—第6期ひろしまアクション・プラン
2026年から、市ページの注記どおり「不安に感じる犯罪」の件数掲載をやめました。理由は、「減らそう犯罪」第6期ひろしまアクション・プランで、当該指標が取組指標として載らなくなったためです。
2025年通年の市ページ(2025年中版)には、刑法犯2,630件に加え「うち不安に感じる犯罪」1,033件(広島県5,835件に対し)が並んでいました。2026年5月末版ではその行がなく、代わりに主な犯罪の認知件数を掲載する方針に切り替わっています。
表層では「項目が減った=安心」と誤読されやすい一方、実務では特殊詐欺の類型整理(10→13類型)やSNS型詐欺の独立掲載など、見せ方そのものが変わっています。編集としては、旧指標と新表の横並び比較はできない—年をまたいで「不安犯罪だけ増えた」とは言えない、というのが市の注記の核心だと読みます。僕は、前年の1,033件(2025年中版)と並べて拡散された投稿を見かけても、指標定義が違うので引用しない方がよい、と感じます。
主犯種1〜5月累計—自転車盗416件、侵入系の伸び
PDF「主な犯罪の認知状況」では、次の7区分が福山市で示されています(いずれも1〜5月累計、前年同期比)。
| 罪種 | 件数 | 前年比 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| —- | —-: | —-: | —-: |
| 自転車盗 | 416 | +40 | +10.6% |
| 車上ねらい | 238 | +19 | +8.7% |
| 器物損壊 | 27 | +4 | +17.4% |
| 侵入強盗 | 94 | +22 | +30.6% |
| 侵入窃盗 | 0 | 0 | — |
| 住居侵入 | 47 | +9 | +23.7% |
| その他 | 10 | -14 | -58.3% |
とにかく件数のボリュームが大きいのは自転車盗と車上ねらいです。いずれも前年比で増えており、総数+97件の多くを占める構図です。一方、侵入強盗(+30.6%)と住居侵入(+23.7%)は件数自体は94件・47件と自転車盗より少ないものの、増率では目立ちます。
現場の防犯では、駐輪場の施錠習慣や車内放置の見え方が変わらない限り、認知件数は下がりにくい—というのが生活安全担当が繰り返し啓発する論点です。意外と、駅前や商店街の駐輪場だけ「鍵を忘れた」という話が後追いで出てくるので、数字の裏側は生活習慣に直結します。福山市内3署(福山、福山北、福山南)の管轄合算が市数値の前提である点も、PDFの体裁から読み取れます。
5月単月の主犯種(福山市)
5月だけを切り出すと、自転車盗100件、車上ねらい54件、器物損壊8件、侵入強盗22件、住居侵入11件、その他5件です。4月(自転車盗71件、車上ねらい44件)と比べ、自転車盗が29件増しており、先述の「4→5月の上振れ」の一因になっています。

特殊詐欺85件・被害約4.98億円—13類型への整理と5月の18件
2026年4月から、特殊詐欺は10類型から13類型に整理され、月別認知件数の掲載方法も変更されています。市PDFでは、ニセ警察・オレオレ・SNS型投資・SNS型ロマンスなどが個別行で示され、各月の件数と被害額(千円)が並びます。
1〜5月累計(福山市)は85件、被害額合計497,834千円(約4.98億円)です。内訳の目立つものとして、SNS型投資詐欺が28件・約2.75億円、SNS型ロマンス詐欺が12件・約5,044万円、キャッシュカード詐欺盗が5件などが載っています。
5月単月は18件、被害額73,419千円(約7,342万円)です。4月の13件・約8,529万円と比べ件数は増えていますが、被害額はPDF上では4月の方が大きく見えます—1件あたりの被害規模のばらつきが大きい詐欺統計では、件数だけを見ても家計被害の実感とはズレやすい、と読む向きもあります。
市はPDF末尾で、SNS型投資詐欺を「非対面の勧誘で投資名目の金銭をだまし取るもの」、SNS型ロマンス詐欺を「恋愛感情や親近感を抱かせて金銭をだまし取るもの」と定義しています。編集としては、従来のオレオレ・ニセ警察に加え、SNS経由の詐欺が表の行を占めるようになった2026年の見え方が、福山市民の「詐欺」イメージを変えつつある、という横断の文脈だと思います。

子ども・女性対象100件—前年比▲66件の意味と県844件との差
同じPDFには「子ども女性性犯罪・声かけ事案等の認知件数」があります。2026年1〜5月累計で、福山市100件(前年比▲66件、▲39.8%)、広島県844件(▲119件、▲12.4%)です。内訳は子ども対象38件、女性対象62件(いずれも福山市)。
件数が減っているからといって、声かけや不審者情報が消えたわけではありません。認知・報告のされ方、啓発の重点、季節要因などが絡むため、1〜5月だけの前年差を過度に楽観視するのは避けたいです。僕は、子ども会のLINEで流れる「不審者情報」と、こうした年次統計は時間軸が違う—両方見るのが実務的だと思います。一方で、市・署・学校の連携で「110番の家」や声かけ事案の早期共有が定着している地域では、件数よりどの時間帯・どの通学路で報告が集中しているかの方が、保護者にとって実務的な指標になります。
県のオープンデータと市ページ—二段階で追う理由
広島県警察は、ひったくり・車上ねらい・自転車盗などの発生状況をオープンデータとして公開しています(生活安全部生活安全総務課・犯罪抑止対策係)。市ページのPDFは福山3署管轄の暫定まとめ、県ライブラリは罪種別の細かい系列—用途が近くても、更新タイミングと集計単位が一致しないことがあります。
担当課の説明では、市民向けにはまず市の397029.htmlとPDFを見て、詳細な罪種推移は県警サイトや安全マップを参照する、という二段構えが現実的です。さすがに、SNSで流れる「県全体のグラフ」だけを切り取って「福山だけ」と混同しないよう、福山市行が載っている市PDFを正本にするのが確実です。
福山の生活安全データ—2026年後半に何を追うか
暫定統計はおおむね翌月〜翌々月に同URLが更新される運用です(7月10日更新が5月末分)。6月末分が載るタイミングは、過去の更新ペースから見て7月下旬〜8月が目安になりそうです(推測)。
追うべき観測点は次の3つに絞れます。
1. 6〜8月の月別推移—夏休みの自転車盗・空き巣狙いの季節性 2. 特殊詐欺のSNS型の月次—13類型整理後の初の半期総括 3. 子ども・女性対象事案—通学路再開後の増減
PDF正本:福山市内の犯罪発生状況(2026年5月末)暫定値

まあ、数字だけをSNSに切り取って拡散すると「福山が危ない」という一方向の印象に寄りがちです。僕自身は、自転車盗と詐欺の内訳まで見たうえで、施錠・通報・家族内の連絡ルールを点検する—そこまでが、市が公開している統計の使い道だと思います。次に市ページが動いたら、同じ397029.htmlを正本に差し替え確認するのが確実です。
問い合わせ: 市民生活課・生活安全担当 084-928-1077 正本: 福山市の犯罪発生件数(2026年5月末)