販路開拓支援補助金の二次募集——展示会初日が2026年10月1日〜2027年3月31日、申請は9月30日まで
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福山市産業振興課は、国内外およびオンラインの展示会に出展する市内中小企業向け「福山市販路開拓支援事業補助金」の二次募集を開始した。市公式ページの更新履歴では、2026年8月3日に二次募集の受付開始とある。申請受付期間は8月3日から9月30日。対象になる展示会の開催初日は、2026年10月1日から2027年3月31日までのものだ。
一次募集(展示会初日が2026年4月1日〜9月30日)はすでに終了している。二次は下半期の展示会枠だ。僕は最初、「いつもの補助金ページの再掲」かと思った。出典を当たると、開催初日の期間で一次・二次が分かれていて、申請ウィンドウも別だ。薄いお知らせに見えるが、上限額と「他公的補助との併用不可」が実務の境界になる。

確認できたこと/ページだけでは断定できないこと
確認できるのは、事業の枠組み・補助率・上限・対象経費・申請期間・報告期限までだ。補助率は2分の1。上限は国内・オンラインが20万円、海外が40万円。千円未満切り捨て。申請額合計が募集回の予算を超えると按分がありうる、と公式が書く。
対象事業は次のいずれか一つ。国内販路開拓(首都圏等の全国規模、会場での即時販売を目的としない、他者主催)、海外販路開拓(海外開催・他者主催)、オンライン販路開拓(他者主催)。自らの製品・技術の出展に限る。他の公的補助を受けて出展する場合は対象外。
補助対象者は、福山市内に本社または事業所を有する中小企業者等(みなし大企業は除く)。市税の滞納がないこと、暴力団排除条項、風俗営業の除外など条件が並ぶ。国内販路開拓では、過去2か年度に当該補助金の交付を受けていないことも条件だ。グループ申請は構成員の2分の1以上が市内本社・事業所を有すること。
断定できないのは、二次募集の予算総額、採択件数の目安、個別展示会が「全国規模」に当たるかの事前判定結果だ。公式は「内容を審査後、適当と認められるものについて予算の範囲内で交付決定」と書く。展示会名のホワイトリストはページにない。迷ったら産業振興課(084-928-1039)への確認が先になる。
編集としては、「10月以降の展示会なら今から申し込める」と短く言い切るより、開催初日の表と申請期間の表を並べた方が誤申請が減る、と読む向きがあります。

経費の中身——国内と海外で何が違うか
国内は小間料・小間装飾料・商品搬送費。海外はそれに加え旅費交通費、展示物・配布物作成費(翻訳含む)。オンラインは出展料・商品搬送費、環境整備の委託費(コンテンツ・動画・翻訳ツール・通訳翻訳など)。消費税・地方消費税は補助対象から除く。
海外の旅費はチラシ側で、宿泊費は1人1泊あたり上限1万円、航空賃は1人往復あたり上限5万円、いずれも最大2人分まで、といった上限が案内されている(詳細は要綱・注意書きと突合が必要)。市長が認める場合、交付決定年度の前年度に支出した対象経費を含められる、という例外もある。
自分ごとの接続で言うと、経理担当では「申請→交付決定→出展→1か月以内または3月31日までの実績報告→額確定→振込」の順が先に来る。振込時の電話連絡はない、と公式が釘を刺している。口座登録が古いと、入金確認が遅れる。
表層の「最大40万円」と、本質の「展示会のカレンダー設計」
表層では上限額の数字が目立つ。本質では、展示会の開催初日が一次・二次のどちらに入るかで、申請できる窓が決まる。10月1日開始の展示会を狙うなら二次。9月30日までの展示会は一次で、すでに受付終了だ。申請は該当期間中に産業振興課へ所定書類を出す。
横断すると、国の展示会補助金や県の制度と併用できない点が大きい。すでに別の公的補助で小間料を賄う予定なら、この市の枠は使えない。過去2年度に国内枠で交付を受けた事業者は、国内枠の再申請条件から外れる。オンラインや海外は、国内の「過去2年度」条項の書き方がページ上で分かれているので、該当条項を読み分ける必要がある。
僕が気になるのは、按分の可能性だ。人気の展示会シーズンに申請が集中すると、希望額がそのまま通らないことがある。上限20万・40万は「最大」であって「必ず満額」ではない。

誤案内を防ぐ読み——一次終了と二次開始を混同しない
更新履歴は、2026年3月19日一次開始、5月21日一次終了、8月3日二次開始、と並ぶ。いま開いているのは二次だけだ。様式は申請書類一式PDF、個別のWord様式、記入例がページから落ちる。前年度払いがある場合の届出、振込先変更の登録依頼書も条件付きで必要になる。
事業完了の定義は、展示会最終日か補助対象経費の支払い完了日の遅い方。報告は完了から1か月以内、または3月31日の早い方。変更・中止・廃止は事前承認が原則で、経費の20%以内の増減かつ事業内容不変なら不要、とある。
知りませんでしたが、交付要綱と市の補助金交付規則も同ページからPDFで読める。チラシだけで申請すると、要綱の除外規定を見落とす。まあ、それもありかな、と思います。現場では、展示会の主催要項と市の「即時販売を目的としない」条件を先に突き合わせるのが安い保険だ。
1〜3年の観測点——二次枠の消化と、海外・オンラインの比率
次に観測できるのは、二次の交付決定がどの時期に出るか、実績報告の締切(年度末)にどれだけ集中するかだ。1〜3年では、国内20万枠と海外40万枠の利用比率、オンライン出展の委託費の使われ方が、産業政策の顔になる。按分が続いた回は、予算と需要のギャップのサインだ。
意外と、下半期の展示会は展示会カレンダーの争奪が早い。9月30日の申請締切は、出展申込の締切より前に来ることも後に来ることもある。企業の広報では、「市の補助金が決まる前に小間を押さえに行く」順序になりやすい。その場合、不採択リスクを社内で先に共有した方がいい。
なんだか、甲子園の夏の話の横で、産業課の二次募集は静かに窓を開けている。確認できる範囲は、市公式ページとチラシ・注意資料に書かれた条件までだ。次の一手は、展示会初日が10月1日以降かを確認し、9月30日までに様式を産業振興課へ出すことだ。

僕自身は、上限額の見出しだけ見て「海外なら40万もらえる」と短絡しがちだった。出典を読むと、補助率2分の1・対象経費の限定・按分・他補助との併用不可が同じページに並んでいる。さすがに、個別の採否は審査前に断定できない。一瞬、チラシの数字だけが残る。でも8月13日時点で押さえるべきは、二次の申請は9月30日まで、展示会初日は10月1日〜翌3月31日、だ。
情報源 – 福山市産業振興課「【二次募集開始】福山市販路開拓支援事業補助金について」https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/sangyou/361576.html