2027年4月請求分から水道料金が変わる——下水道は据え置き、口径で基本料金が分かれる

社会

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福山市上下水道局は、2027年(令和9年)4月請求分(3月検針分)から水道料金を改定すると案内しています。案内の中心は局の特設ページ(ページID 400057、2026年6月24日更新)です。広報ふくやま2026年8月号(広報ID 402510、8月1日掲載)も同じ改定を「今月のイチオシ」に置いています。下水道使用料は変わらない、とバナーと本文の両方に書いてあります。改定について職員や委託業者が自宅を訪問することはない、手続きも不要、とも明記されています。

2か月に1回検針する場合の話が、当該ページの主語です。毎月検針・公衆浴場用・臨時用は別ページへ送られています。検針月は地域で奇数月と偶数月に分かれます。奇数月検針は4月請求分から、偶数月検針は5月請求分から、が新料金の最初の請求です。2027年1月から新料金の運用を開始する、という一文もあります。運用開始と、最初の請求月は同じではありません。同じに読むと、1月の請求がいきなり新単価、になります。なりません。タイムライン図では、旧料金の最後の請求と、新料金の最初の請求が月でずれます。

福山市上下水道局の告知バナー。2027年4月請求分から水道料金が変わる(3月検針分)。下水道使用料は変わらないと注記。蛇口のアイコン
局公式の改定バナー(2027年4月請求分・下水道は据え置き) [公式公開情報] 出典:福山市上下水道局 ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

基本料金が「全口径1440円」から、口径ごとの表になる

改定前の基本料金(2か月・税抜)は、すべての口径で1,440円です。改定後は13mmが1,540円、20mmが1,740円、25mmが2,640円、40mmが10,320円、と口径が上がるほど跳ねます。300mmは1,179,000円です。家庭で多い13mmは100円(税抜・2か月)の差に見えます。店舗や工場の太い口径は、基本料金の桁が変わります。桁が変わるのを、家庭の話だけで均すと、表が消えます。表は口径の列です。

従量も変わります。20立方メートルまでの分は、1立方メートルあたり20円から46円です。少量帯の単価が、いちばん比率として大きく動きます。局の計算例では、口径13mm・使用水量14立方メートル(2か月)の税込合計が、旧1,892円から新2,402円へ、510円増です。同じ口径で44立方メートルなら、旧6,476円から新7,299円へ、823円増です。立方メートルの数字は2か月分です。月あたりに割ると、お知らせ票の読み方とずれます。お知らせ票は2か月分が載る、とページが注意しています。

平均改定率は18.08%、とFAQにあります。使用者ごとの改定率は、口径と使用水量で違う、とも書いてあります。18%を、自分の請求に掛けると、例の510円と合いません。合わない掛け算はしない方がよいです。合うのは、シミュレーションに口径と水量を入れる側です。ページのボタンから、水道と下水道が同時に出ます。下水道を使っていない人は水道だけ見る、水道を使っていない人は下水道だけ見る、と注があります。下水道のみの場合は料金変更なし、です。

知りませんでしたが、少量帯の新単価46円でも、1立方メートルを作って送り届ける費用より安く設定している、とFAQにあります。安く設定、は局の説明です。費用の内訳表は、その段落には出ていません。出ていない内訳を、46円が原価割れ、と断定はしません。断定しない代わりに、逓増制を残しつつ最高と最低の差を緩和した、という行を置きます。大口だけに寄せれば家庭が下がる、という問いへの答えが、その緩和です。

奇数月検針と偶数月検針で、旧料金から新料金へ切り替わる月が違うタイムライン。検針の黒丸と請求の白ひし形
検針月ごとの切替(局公式図。奇数月は4月請求、偶数月は5月請求が新料金の初回) [公式公開情報] 出典:福山市上下水道局 ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

2026年8月の広報と、6月の条例は、同じ改定の別面

特設ページの更新は6月24日です。審議会への諮問は2025年7月、7回の審議のあと2026年2月に答申、6月に条例改正案が市議会で可決、と経過が並びます。8月号の広報は、その可決後の市民向け要約です。要約には口径の全表が載り切らないことがあります。全表は400057側です。広報だけ読んで13mm以外を省略すると、店舗の口径を家庭の510円例で代用してしまいます。代用しません。

2029年度に資金不足、2032年度に純損失、というのが改定しない場合の見通しです。2024年度末の企業債残高は312億円で、中核市の中でも高い、とFAQにあります。税金で全部まかなえば、という問いには、地方公営企業の独立採算と、水道を使わない人との公平、と答えています。答える側の言葉です。一般会計の繰入れがゼロ、とは書いていません。総務省の繰出基準に該当するものは繰入れている、とあります。繰入れの金額の表は、そのFAQにはありません。

管路の法定耐用は40年だが、40年で使えなくなるわけではない、と注があります。注を、更新しなくてよい、と読むと、費用増加の段落と矛盾します。矛盾させない読みは、長く使う努力と、集中整備の更新時期が重なる、です。1960年代以降の人口急増期に整備した施設が更新時期を迎える、というのが背景の1です。人口減少と節水機器で使用量が減り、料金収入も減る見込み、が2です。3が赤字見通しです。

担当課の説明では、増えた収入は管路・施設の更新と耐震化、企業債の抑制、内部留保、に使う、と書いてあります。使う先の年度別億円は、このページの必須行ではありません。必須は、詐欺の注意です。改定を口実に訪問しない。不審なら上下水道総務課084-928-1530(平日)か、ふくやま上下水道料金センター084-928-1517(夜間・土日祝)です。料金改定の中身の問合せは財務経営課084-928-1529、検針と支払いの実務は料金センター084-928-1514、と窓口が分かれています。分かれた番号を、一本の「水道課」に畳まない方がつながりやすいです。

県内4番目に低い、は改定後の水準の話

改定後も県内市との比較で4番目に低い位置、とページにあります。比較の時点と対象市の一覧は、その一文には出ていません。出ていない一覧を、広島市より安い、と個別に並べません。並べるなら比較表の出典が要ります。当該ページの確定は、4番目に低い、という自己評価の一文までです。

ばら祭2026でパネルとアンケートをした、無作為3,000世帯の意識調査をした、2025年9月から特設ページを開いた、と市民向けの経過も並びます。「1kmで1億円」という管路更新の数字は、来場者の感想として引用されています。感想の数字を、全市の平均工事単価、にはしません。感想です。1km1億円が全市の契約単価かどうかは、当該段落では切れません。

編集としては、2026年8月に2027年4月の話を書くのは、まだ半年以上先です。先でも、8月号がイチオシに置いた以上、検針月の確認は今からできます。確認先は検針月の別ページです。今の請求額を18%増で見積もるより、お知らせ票の口径と2か月水量をシミュレーションに入れる方が、ページの設計に沿います。沿わない見積もりは、口径20mmの家庭を13mm例で代用したときにずれます。

自分ごととしては、奇数月か偶数月かを、まずお知らせ票で見る、というのが現場の手順です。手順は票の口径欄と水量欄に結びます。票が無いときは、料金センターの番号がページにあります。あります、が夜間は1517です。平日の実務は1514です。番号をメモするとき、改定の中身(1529)と支払い(1514)を混ぜない方が、たらい回しは減ります。

広報ふくやま2026年8月号電子版。2027年4月請求分から水道料金が上がる。奇数月と偶数月で初回請求が違う。8月1日掲載
広報ふくやま8月号の当該記事(広報ID 402510。特設ページの市民向け要約) [公式サイトのスクリーンショット] 出典:広報ふくやま ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。
局特設ページ中盤。口径別の基本料金表(改定前後)と従量の見出し。左は上下水道局のサイト内メニュー
口径別基本料金の表(400057。ナビはサイト共通枠) [公式サイトのスクリーンショット] 出典:福山市上下水道局 ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

とにかく気になるのは、バナーの「4月請求分」と、偶数月の「5月請求分」が並ぶことです。当時の僕は4月だけを先に覚えていました。4月だけ覚えて偶数月の人に教えると、一か月ずれます。ずれを防ぐのがタイムライン図です。図の灰色が旧、ピンクが新です。検針の黒丸と請求の白ひしが、同じ月ではありません。同じ月に読まない、がこの図の読み方です。

まあ、値上げの見出しは強いです。強い見出しの下に、下水道据え置きと、訪問しない、が置いてあります。下の行を読まないと、下水道も上がる、業者が来る、になりやすいです。なりやすい誤読を、ページは先に潰しています。潰している行を、本文でも先に置きます。

出典を突き合わせると、当時の僕は広報8月号だけ見て口径表が薄い、と思っていました。400057を開くと、13mmから300mmまであります。薄いのは広報の紙面の制約です。制約を、情報がない、とはしません。次に観測しやすいのは、シミュレーションの数字が票と一致するか、と、2027年1月の運用開始で請求書の但し書きがどう変わるか、です。但し書きの文面は、いまのページにはありません。ない文面を、先に引用しません。

2027年の請求と、2029・2032の見通しは、同じページの別レイヤー

改定の実施は2027年4月請求分です。資金不足が2029年度、純損失が2032年度、というのは改定しない場合の見通しです。見通しを、2027年4月にすぐ赤字になる、と読むと年表が潰れます。潰れない読みは、2027年の単価変更が、2020年代後半の更新ピークに対する前倒しの手当て、です。手当てが足りるかは、当該ページの確定ではありません。確定は、審議会7回、2026年2月答申、6月議会可決、までです。

従量の帯は、20立方メートルまで、21〜40、41〜60、61立方メートル以上、と階段があります。少量帯が20円から46円へ動くので、節水している世帯ほど比率が大きく見えやすい、というのが編集上の読みです。見えやすい比率と、円の絶対額は別です。14立方メートル例は510円増、44立方メートル例は823円増です。少ない水量の方が円は小さいが、率の話を先にすると、少ない人ほど損、という短絡になります。短絡は、FAQの「使用者ごとに違う」と衝突します。衝突させないなら、口径と2か月水量を入れてから率を見る、です。

口径25mmの基本料金は改定後2,640円(2か月・税抜)です。13mmの1,540円と比べると、家庭用と店舗用で基本の土台が違います。違いは従量の前に、毎月ではない2か月請求の固定分です。固定分を無視して従量だけ比較すると、店舗の請求の跳ねを家庭の510円例で代用してしまいます。代用はしません。300mmの1,179,000円は、工場・大口の列です。家庭の話に混ぜると表の意味が消えます。

毎月検針・公衆浴場用・臨時用は、特設ページの主表の外です。外の料金を、13mm例で推測しません。推測しない代わりに、当該用途の別ページへ送る、というのが公式の切り方です。切り方を、例外が無い、とはしません。例外の表は、主ページには無い、までです。

担当課の説明では、財務経営課が改定の中身、料金センターが検針と支払い、総務課が訪問詐欺の窓口、と役割が分かれています。分かれた電話を、チャットの一括窓口のように一本化すると、夜間の1517と平日の1514が混ざります。混ざる番号は、メモの時点で分けておく方がつながりやすいです。つながりやすさは、改定率の話とは別の実務です。

知りませんでしたが、広報8月号の掲載日は8月1日で、特設ページの更新は6月24日です。8月に初めて知った改定でも、6月に条例は通っています。通ったあとの市民向け要約が広報、詳細表が400057、です。要約だけを正にすると口径表が欠けます。欠けを、局が隠している、にはしません。紙面の行数です。行数が足りない表は、特設側にあります。

まあ、2027年1月の運用開始は、請求の初月より前です。前にシステム側が新単価へ切り替わる、と読む向きもあります。向きです。請求書の但し書きがいつから新料金と書くかは、いまの2ページにはありません。ない行を、1月検針から新単価、とはしません。奇数月・偶数月の図が、いま確定している切替の正です。

自分ごととしては、2026年の残り請求は旧料金のまま、というのがタイムラインの灰色です。灰色の期間に、新料金のシミュレーションを先に走らせておくと、2027年春の票で「急に跳ねた」と感じにくくなります。感じにくさは、準備の話です。準備を、今すぐ手続きせよ、にはしません。手続きは不要、と公式が先に書いています。

出典を突き合わせると、当時の僕は平均18.08%を自分の請求に掛けて見積もろうとしていました。掛け算は、口径13mmの510円例とも、44立方メートルの823円例とも合いません。合わない見積もりを、いまの僕はシミュレーションの入力に置き換えています。置き換えたあとも、税込か税抜か、2か月分か月割かを、票の欄と揃えないとずれます。ずれは、改定のせいではなく、単位のせいです。

意外と、下水道据え置きは、上下水道をセットで払っている世帯でも、増えるのは水道側だけ、という切り方です。切り方を、下水道の更新が不要、とは読みません。読みません、が公式の一文は「下水道使用料は変わりません」までです。先の改定があるかは、当該ページの確定ではありません。ない確定を足しません。

確認できた範囲は、2026年6月24日更新の400057、8月1日の広報402510、6月の条例可決、口径別基本料金と従量の新旧表、13mmの2計算例、下水道据え置き、訪問なし、窓口番号、審議会から議会までの日付、までです。県内比較の対象市一覧、工事単価の契約ベース、毎月検針の表は当該2ページの主表ではありません。見る場所は 上下水道局の改定ページ広報8月号、検針月の確認ページです。次の一手は、お知らせ票の口径と2か月水量をシミュレーションに入れることです。入らない数字は、料金センター084-928-1514へ照会します。照会結果が票と違うときは、票の側を先に疑わず、2か月分か月割かを先に揃えます。