大和建設まちテラス開館へ——9月5・6日、自動運転バス試乗も

社会

本サイトは自治体・公共施設の公式メディアではありません。この記事は独自取材ではなく、公開されている情報を参照して書いています。日時・料金・申込は一次情報でご確認ください。

画像
大和建設まちテラスふくやま オープニングイベントの公式チラシ(表) [自治体の公式公開情報(告知PDF1ページ目)] 出典:福山市(オープニングイベントチラシ) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

福山市は2026年8月17日、草戸町五丁目12番24号の「大和建設まちテラスふくやま」(正式名称はまちづくりプラザふくやま)で、9月5日(土)13時〜17時、9月6日(日)10時〜16時のオープニングイベントを開く、と子育て支援サイトに掲載した。入場無料。ページIDは409564。施設そのものの案内(ページID 404620)は8月18日更新で、供用開始は9月6日、ネーミングライツの期間と対価まで並んでいる。

チラシ表のコピーは「知らないまちに、会いに行こう」。会場は福山駅から車で約10分、芦田川とばら公園、エフピコアリーナふくやまの並びに当たる。敷地内駐車場は200台で、イベント期間中は駐車無料、とチラシにある。市ページは「駐車場には限りがある。できるだけ公共交通を」とも書いている。

僕は最初、子育てサイトに載っているので親子向けの開所式だと思っていました。出典を二つ並べると、中身は老人大学、子ども会、自治会、PTA、文化連盟まで入った「まちづくりネット」の見本市です。子ども向けの面と、これから部屋を借りる団体向けの面が、同じ2日間に重なっています。

2日間の中身——ステージ、部屋ごとの体験、自動運転バス

開催日時は市ページとチラシで一致しています。

時間特記
9月5日(土)13:00〜17:00自動運転バス試乗(13:30/14:30/15:30、各回先着15人、無料)
9月6日(日)10:00〜16:00供用開始日。チラシは駅前発の自動運転バスも案内

試乗の申し込みは当日、1階総合案内。担当は都市交通課。電話は市ページが084-928-1209、チラシ表が084-928-1161と食い違います。問い合わせるなら、更新日の新しい市ページ(8月17日)を正にした方が安全です。イベント全体はまちづくり企画課(084-928-1302)、施設はまちづくり推進課(084-928-1217)。

チラシ裏の1階フロアマップでは、大会議室がステージ、会議室6がクッションフロアの体験、会議室4・5とワークショップストリートが工作、キッズスペースが絵本と大型紙芝居、2階和室が茶席、飲食スペースがキッチンカー、総合案内がバス受付、と色分けされています。大会議室の土曜は老人大学のハーモニカ・コーラス、手話ダンス、Dance School SWAG。日曜はフラダンス、鼓笛隊、太鼓、クロージングまで組まれています。会議室6には紙しばい、大型カード、マジック、デニムへの絵付け。ワークショップストリートにはプラ板キーホルダー、ばらグッズ、望遠鏡づくり。キッズスペースには「テラスココン」と銘打った乳幼児向けの防災カフェもあります。

画像
チラシ裏面。1階フロアマップと部屋ごとのプログラム [自治体の公式公開情報] 出典:福山市(オープニングイベントチラシ裏面) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

主催の肩書も、ただの市主催ではありません。チラシは「まちづくりネット」(福山市老人クラブ連合会、福山文化連盟、福山市老人大学、福山明るいまちづくり協議会、福山市子ども会育成協議会、福山市自治会連合会、福山市女性連絡協議会、福山市PTA連合会)に、福山市と福山市まちづくりサポートセンターを並べています。開館イベントの出演者が、そのままこれから部屋を使う側です。担当課の説明では、市民活動団体や老人大学、学校、ボランティアがステージや体験に参加する、と要約されています。チラシ裏を見ると、その「参加」がプログラムのほぼ全部です。

残りの会議室の単価も、同じ表に載っています。会議室4は70.7平方メートル・20人程度・500円。会議室5は47.3平方メートル・14人・300円。クッションフロアの会議室6は67.6平方メートル・24人・500円。2階和室の茶席は、土曜13時〜15時が抹茶、日曜が10時〜12時と13時〜15時の煎茶で、老人大学の学生がお茶とお菓子を出す、とチラシ裏にあります。大会議室の箱だけ見て「大きい施設」と判断すると、和室と畳の会議室2を見落とします。

チラシ表は最新情報をまちづくりサポートセンターのサイトとInstagram「まちサポ 福山」へ誘導しています。プログラム差し替えは、市ページ409564より先にそちらへ出る可能性があります。僕は、当日朝に市ページとまちサポの両方を開く想定です。

アクセスは日によってバスが違います。土曜は福山駅前〜エフピコアリーナふくやま前が約15分、降車後徒歩約6分。日曜は「自動運転バス、福山駅前〜大和建設まちテラスふくやま前、約15分」とチラシにあります。試乗会そのものは土曜の館発3便です。駅から会場までの自動運転と、会場を発着する試乗は、同じ技術でも役割が違います。都市交通課の番号がページとチラシで割れているのも、この二つの案内が重なったせいかもしれません。確定は当日の総合案内です。

表層の開所式、本質の命名権と貸館の料金表

表層は、9月の親子イベントです。本質は、仮称「まちづくり支援拠点施設」が正式名称と愛称と企業名を得て、貸館として動き出す、という点だと僕は読みました。

施設ページ(8月18日更新)の書き方は次のとおりです。これまで(仮称)まちづくり支援拠点施設として整備してきた建物の正式名称は「まちづくりプラザふくやま」。市民投票で選ばれた愛称が「まちテラス」。そこにパートナー企業名を足して、呼称を「大和建設まちテラスふくやま」にする。パートナーは大和建設株式会社。期間は2026年9月6日から2031年3月31日までの5か年。対価は年額165万円(税込)。

供用開始は9月6日。貸館の予約は8月3日から、インターネットの「ひろしま・やまぐち公共施設予約サービス」(https://yoyacool.e-harp.jp/facility)で受け付けています。窓口は8月3日〜31日が市役所本庁舎9階のまちづくり推進課、9月1日以降が施設1階の受付です。詳細は 予約・利用方法

画像
チラシ掲載の周辺地図と施設外観。駅・ばら公園・アリーナとの位置 [自治体の公式公開情報] 出典:福山市(オープニングイベントチラシ) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

会議室の単価も、開館前から公開されています。会議室1が45.2平方メートル・18人程度・1時間300円。畳の会議室2が54.0平方メートル・12人・400円。防音の会議室3が74.4平方メートル・24人・500円。中会議室は143.1平方メートルで72人(椅子のみ110人)・900円。大会議室は全面258.7平方メートルで195人(椅子のみ224人)・1,600円。前面と後面に分けると1,000円と600円。備品は拡声装置1,030円、プロジェクター1,560円、スクリーン510円。減免は、公共性が高い団体が全額免除、まちづくりサポートセンター登録団体が50パーセント、営利は通常の200パーセントです。

駐車場は通常、2時間まで無料、以後1時間100円。24時間駐車可、出入庫は8時〜22時30分。ナンバー読み取りのチケットレス。東側シンボルロードがメイン出入口です。老人大学の学生や市民活動利用者は、2時間超の料金を1階窓口で減免できる、とあります。イベント中の「200台無料」は、この通常ルールの例外です。

知りませんでした、愛称投票の「まちテラス」と企業名の「大和建設」が、正式名称「まちづくりプラザ」の上に乗っている、という三段構えだとは。看板を見る人と、条例・予約システムの人とで、呼ぶ名前が分かれます。予約サイトでは正式名で探す必要が出るかもしれません。住民側では、チラシの呼称で調べてページにたどり着ければ足ります。担当課の説明では、9月6日からその呼称を使う、と期間の開始日まで一致させています。オープニング1日目(5日)は供用開始前、2日目(6日)が開館当日、という切り方です。

画像
市が公開した大会議室の室内写真 [自治体の公式公開情報] 出典:福山市まちづくり推進課(各会議室の様子) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

とにかく気になるのは、料金表の減免が、オープニングの出演団体と重なることです。全額免除は生涯学習プラザや市民センターで免除されている団体。50パーセントはまちサポ登録団体。チラシに名を連ねる老人大学、子ども会、自治会、PTAは、開館後もこの建物の主たる利用者になる前提で読めます。開所イベントは、空の箱を見せる式典というより、これから減免で入る団体の顔見せ、と読む向きもあります。営利の200パーセントは、キッチンカーや教室ビジネスを別扱いする境界です。

草戸の立地と、バスが先に来る理由

草戸町五丁目は、駅前でもなく、ばら公園の川向こうでもなく、アリーナと川のあいだです。チラシの周辺マップは、福山駅からばら公園、緑町公園、芦田川を経て会場へ線を引いています。新しい市民活動の拠点を、中心市街地の空き店舗ではなく、アリーナ隣の新築に置いた、という判断が先にあります。

だから自動運転バスが、開館の添え物以上に見えます。土曜の3便は「乗ってみる」体験、日曜の駅前発は「ここへの行き方」の実験です。都市交通課がイベント担当から切り離されているのも、移動の話を施設の話に溶かさないため、と取れます。駐車場200台を用意しつつ公共交通を勧める、という二枚舌に見えますが、料金表側では2時間無料のあとに課金し、イベント中だけ無料にする。普段使いの車依存を、開館当日の例外で緩めている、と読む向きもあります。

僕自身は、近所の団体が「どこを借りるか」を決めるときに、大会議室の1,600円より会議室1の300円を先に見るだろう、と思います。195人の箱は年に数回、18人の部屋は月に何度も、という使い分けです。開館イベントのプログラムが小さい部屋に細かく割れているのは、その普段使いを先に見せている、とも言えます。

1〜3年で観測できるのは、予約サイト上の稼働、減免の適用件数、ネーミングライツ看板の見え方、駅からの自動運転が定期便になるかどうか、です。年額165万円は5年で825万円。その対価が、呼称の浸透と草戸の動線のどちらに効いたかは、2027年以降の利用統計を見ないと分かりません。次に確認できる公式は、イベント当日の変更告知と、9月1日以降の1階窓口の案内です。

移動式アンプも拡声装置と同じ1,030円、マイク追加は1本510円、持込器具用電源は1キロワット100円です。音を出す団体は部屋代より備品が先に効く場合があります。減免対象は部屋代だけで、備品は減免対象外、と表に明記されています。開館イベントでステージ音響を聴いたあと、普段の利用でアンプを足すかどうかを計算する、という順番になります。

当日行く人、部屋を借りる人

自分ごととしては、二通りあります。

5・6日に行く人は、チラシPDF(https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/uploaded/life/409564_2535278_misc.pdf)で部屋と時刻を決めてから動く方が迷いません。バス試乗は先着15人×3便。一部ワークショップは参加料あり。駐車場は200台でも「限りがある」。問い合わせは企画課084-928-1302。最新の変更は子育て支援サイトの409564を正とします。

開館後に部屋を借りる人は、すでに8月3日から予約が開いています。インターネットは広島・山口の公共施設予約、窓口は8月末まで本庁9階、9月から現地1階。料金と減免は404620の表が正本です。まちサポ登録の有無で半額になるので、登録団体かどうかが先に効きます。

まあ、開館のチラシだけ見ると祭りです。施設ページだけ見ると料金表です。両方を同じ週に出しているのが、今回の市の出し方です。僕は、5日にステージを見て、6日から予約画面を開く、くらいの順番で十分だと思っています。決まったのは、呼称と期間と対価、供用開始日、2日間のプログラム見出し、部屋の単価、までです。出演の全タイムテーブル確定や、自動運転の運行主体名は、チラシとページの範囲では一部しか出ていません。

参照した主な情報は、市公式409564、404620、予約方法407590、チラシPDF、会議室写真PDF、ひろしま・やまぐち公共施設予約サービスです。