五本松公園の基本・詳細設計、日建設計と8,298万円で契約——プロポは5者、履行は2027年10月まで
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福山市公園緑地課は、五本松公園基本・詳細設計業務委託について株式会社日建設計(東京都千代田区飯田橋)と契約したと公表しました。契約日は2026年7月24日、契約金額は8,298万6,200円(税込)、履行期間は2026年7月24日から2027年10月29日までです。
プロポーザルは参加5者・提案5者。評価合計は満点1,400点中、契約業者が1,076点でした。業務は公園等再整備の基本設計・詳細設計と全体調整です。
僕がこの金額を見て思ったのは、公園単体の図面費というより、周辺施設との役割分担まで含む「エリア設計」の対価だということです。
まちテラス・子ども未来館・クラゲ館を見据えた公園側
市の説明では、旧体育館跡と五本松公園でまちづくり支援拠点と子ども未来館の整備、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン(いのちの遊び場 クラゲ館)の誘致を踏まえ、エリア全体の魅力と回遊性を高める再整備が目的です。総合体育館公園やエフピコアリーナふくやまとの役割分担も求められます。
場所は福山市草戸町五丁目地内。担当は建設局都市部公園緑地課です。



表層は設計契約、本質は「箱が並ぶ前に動線を決める」発注
表層は日建設計への設計委託です。本質は、まちテラス開業と未来館・万博パビリオン誘致が同時進行する草戸エリアで、公園側の設計を後回しにしないという順序です。建物が先、外構が後、だと回遊は後付けになります。
評価項目は④まで分かれ、項目③が840点と大きい配点です。企画の中身の比重が高いプロポだったことが点数表から読み取れます。
1〜3年では、2027年10月の設計完了後に工事発注が続くかが焦点です。設計が優秀でも、予算と工事時期がずれれば絵のまま残ります。次に観測すべきは、実施設計後の工事公告と、子ども未来館側のイベント実績です。
出典は市のプロポ結果ページ(2026年7月30日更新)と契約内容PDFです。
1,400点満点で1,076点——何が評価の本体だったか
評価表は項目①②が各175点、③が840点、④が210点です。③の配点が約60%を占めるので、提案の中核(デザイン連携や動線構想)が勝負だったと見てよいです。契約業者は③で672点を取っています。
参加5者すべてが提案まで進んだ点も、案件の関心の高さを示します。公園設計としては大きい金額で、全国区の設計事務所が入る土俵です。
草戸エリアでは、まちテラスの貸館が9月から動き、未来館の機運イベントが2027年3月まで走り、公園設計が2027年10月まで続く、という三重のタイムラインがあります。僕が危惧するのは、それぞれの成果物の接続役が曖昧なまま並走することです。全体調整が仕様に入っているのは、その危惧への答えでもあります。
次の公式更新で見るべきは、基本設計の中間報告や住民説明の有無です。設計契約の公表は通過点で、公園の使い方が見えるのはその先です。
