「わたしのこれからノート」PDF版を公開——終活の相談窓口は8月3日からすこやかセンター
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福山市は、市版エンディングノート「わたしのこれからノート」について、2026年8月3日にPDF版を市公式サイトへ掲載しました。医療・介護・住まい・財産管理・相続など、暮らしの「これから」を整理するためのノートで、紙の配布に加え、ダウンロードでも入手できるようになっています。
あわせて、記入や終活の進め方が分からない人向けの相談窓口を、同日から福山市社会福祉協議会総務課(福山すこやかセンター2階)で開設。毎週月・水・金曜日の8時30分〜17時15分(祝日・年末年始を除く)です。
配布場所と専門職相談会
紙のノートの配布場所は、高齢者支援課、松永・神辺・東部・北部・新市・沼隈の各支所保健福祉担当、市社協の各事務所、各地域包括支援センターなどです。
専門職相談会は、すこやかセンターで毎月第1木曜日9時〜12時。弁護士・司法書士に相続や遺言などを相談でき、定員4名(先着・1人1時間まで)。申し込みは市社協総務課(電話:084-971-3711)。


PDF公開が変えること
僕が今回の更新で重要だと思うのは、ノート自体の中身の刷新というより、「まず手元に置ける状態」を広げたことです。支所に取りに行くハードルと、PDFを開くハードルは違う。家族が離れて住んでいる場合でも、同じ書式を共有しやすくなります。
ただしPDFは8.39MBあり、印刷するとページ数もそれなりです。相談窓口と専門職相談会が並んでいるのは、記入欄を埋められない人を想定した設計でしょう。ノートは入口で、判断は専門家、という役割分担が見えます。
正本は市の高齢者支援サイト(2026年8月3日更新)。講演会など単発イベントの案内とは別に、日常の相談枠として続くかどうかを、今後の更新頻度で見るとよいと思います。
相談窓口が週3日であることの現実味
終活の相談は、平日日中に動ける人向けになりがちです。月・水・金の開設は、その制約を正直に出した形です。専門職相談会が第1木曜日の午前だけ、定員4名、というのも「広く浅く」ではなく「深く少数」の設計です。
PDF版が出たことで、家族が離れていても同じノートを共有しやすくなりました。一方で、記入欄が埋まらない不安は残ります。窓口と専門職が並んでいるのは、その不安を想定しているからだと思います。
8月3日の更新は、配布開始そのものというより、入手経路の拡張です。紙とPDFのどちらを使うかは、印刷環境と、書き込みのしやすさで選ぶのがよいでしょう。

表層はPDF公開、本質は終活の「最初の一手」を家庭に届ける速度
紙の配布だけだと、支所に行ける人に偏ります。僕が8月3日の更新で評価するのは、PDFで家族が同じ書式を共有できる点です。
相談窓口が週3日、専門職が月1回・定員4名——広く浅くではなく、入口は広げて深度は絞る設計です。ここが横断の矛盾で、アクセスは良くなったのに、伴走枠は細い。1〜3年、窓口の利用件数と相談会の待ちが開示されるかどうかが、本気度の指標になります。
まあ、ノートは入口に過ぎません。僕は「書いたあと誰と話すか」までセットで案内されている点を、実務的だと感じています。
